通帳の差押えは、ある日突然やってくる
今回の記事は、資金繰りについて書いています。
この記事を特に読んでいただきたい方は「税金を滞納している人」「税金を滞納しそうになっている人」です。
タイトルには「サシオサエ」さんと書きましたが、漢字で書くと「差押え」のことです。
実際に差押えされた私の経験からお話しすると、通帳に記載される時には、本当に「サシオサエ」と記帳されるのです。
お金を降ろそうとATMに通帳を入れると、「残高不足です」とエラーが出ます。
「そんなはずはない」、「昨日まで残高はあったはずだ」と、ひとまず通帳記帳をします。
すると記帳されるのが「サシオサエ」です。
残高がゼロになっていて、サシオサエさんがたくさん持って行ってます。
それはある日突然、全く前触れもなく、しかもお金が一番あるであろう時期を見計らったように行われます。
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どうあがいても、どう頑張っても、もちろん返してもらえません。
まぁ、当然と言えば当然ですが、当時の私はおバカさんでした(笑)
なんとか頑張れば、返してもらえるはず!と思い、まずは銀行の窓口に行きました。
すると別室に通され、担当者と支店長が来ます。
差し押さえとは?と言うところから説明され、銀行は取次をしているだけなので返せないと説得されます。
次に差し押さえをした税務署へ行きました。
徴収課と言うところに通され、担当者が来ます。
嫌なイメージしかないのですが、相手もお仕事です。
ドライな感じで、「返せるわけがありません」とケンモホロロ。
「再三再四、督促状を送り、差し押さえ通知を送り、すべて無視したでしょう?」
「まったく見たこともないとは言わせませんよ」
もうゴメンなさいとしか言えません。
当時はお金がなかったので、いまのように申し訳ないという気持ちはありませんでしたが・・・
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打ちひしがれて、呆然とするしかない
あてにしていた残高が突然目の前からなくなったわけですから、もう焦りを通り越して、思考停止します。
この時点ではすでに「末期」だったのですが、一時的に呆然とはしますが、それでも続けられる道を考えようとします。
不屈の魂というか、なんというか。。。
いまだったら、当時の私にハッキリ言います。
その不屈の魂を違うほうに使えばいいのにと。
気持ちを向ける方向が間違っているんです。
頑張るほうに力をつかうのではなく、根本的な改善に力をつかなわなければいけなかったのです。
私の場合の根本的な改善は「ビジネスモデルの再構築」です。
そもそもビジネスモデルに不安がありながら突っ走って、結果会社をつぶしましたので、いまだったらビジネスモデルを再構築することに力を注ぐと思います。
参考:資金繰り悪化度レベル「ステージ4:末期」の傾向と対策
参考:ビジネスモデルってよく耳にするけど、どんな意味があるの?
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