今回の記事は、しつもん経営研究所:河田真誠(しんせい)社長の講演内容をもとに、抜粋記事では書ききれなかった内容を詳細記事にしています。
抜粋記事については、下記を参考にされてください。
参考:社員が勝手に動き出す!そして自分も変える魔法の質問力/しつもん経営研究所:河田真誠(しんせい)社長
明日から使える質問力の実例
これからお話しするシーンを想像してください。
今日は、決して遅れてはいけない約束がある日でした。
ここ1年かけてアポイントを取ってきた人とやっと会える日でした。
その方は、時間に厳しいことでとても有名な方でした。
そのため絶対に遅れてはいけないと思っていました。
しかし・・・駅に朝9時集合でしたが、起きたら9時でした。
どう考えても遅れてしまいます。遅れることを連絡し急いで駅に駆けつけたら9時半でした。
お会いした時に、相手の方は、あなたに「キミ、なぜおくれたの?」と質問してきました。
あなたならどう答えますか?
- 寝坊しました
- 9時に起きました
- 電車が遅れました
ほとんどがこのような答えだと思います。
これらを総称して「いいわけ」と言います。
「なぜ?」と質問をすると、100%いいわけが返ってきます。
「なぜ?」という質問の形式は、言い訳しか返ってこないのです。
子供に怒る時、「なぜ、おかたづけできないの?」と言ってませんか?
言い訳を誘導しているのは大人のほうなんですね。
どう質問すれば、思ったような答えが導けるのか?
上の実例と同じシーンで、違う方から別の質問を受けました。
「どうすれば、次は時間通りに来れるかな?」
あなたならどう答えますか?
- 目覚ましを8個かけておく
- 駅に泊まり込む
- 数本前の電車に乗る
このような答えが出てくると思います。
これらを総称して「解決策」と言います。
「どうすれば」という質問をすれば、100%解決策が返ってくるのです。
しんせいさんは、これを会社の上司と部下の関係に置き換えて説明されました。
「なぜ、営業成績上がらないんだ?」
「なぜ、遅刻したんだ?」
「どうすれば、営業成績が上がると思う?」
「どうすれば、遅刻しなくなると思う?」
「なぜ?」よりも「どうすれば」の質問のほうが、部下は自分で解決策を探すようになります。
自分で出した答えは、自分で行動するようになるのです。