「”巻き込み力”で支援を勝ち取れ!小さな会社の大きな志事(シゴト)」
今回の記事は2017年6月に行われた「ビジ×もん勉強会第37回」の講演内容をご紹介します。
プレゼンターには、アジアマーケティング株式会社代表取締役社長の田中旬一さんをお招きしました。
会社概要
会社名 アジアマーケティング株式会社
創業 2012年2月1日
資本金 700万円
事業内容
1.職業紹介業 【厚生労働大臣認可】職業紹介許可番号:40-ユ-300723
2.経営コンサルタント事業
3.海外市場へ参入する企業及び団体への経営ノウハウ提供に関するコンサル事業
4.ポータルサイト運営事業
5.Webサイト開設に関するコンサルタント事業
6.外国語教室の経営事業
7.通訳及び翻訳に関する事業
代表者 代表取締役 : 田中旬一
本社所在地 福岡市中央区天神1-7-11 天神イムズ8F ABSS内
東京営業所 大田区田園調布南3-9-304
中国営業所 山东省济南市
EU営業所(business partner)
Denfert-Rochereau,75014,Paris,France
ホームページ http://asiamarketing.jp/
田中旬一氏プロフィール
1979年 岡山県瀬戸内市 農家生まれ
1998年 岡山白陵高校卒業(成績は、ほぼ最下位)
2000年 大学生剣道全国大会個人戦出場(1回戦敗退)
2000年 北京語言大学留学
2003年 九州大学法学部政治学科卒業
2005年 ㈱ファーストリテイリング退社
2011年 中国語学校在籍後、退社
2012年 アジアマーケティング株式会社開業
メイン事業は『海外留学生支援』と『多言語webサイト制作』
今回の勉強会は、現在田中さんの会社がメインのビジネスとして取り扱われている、『海外留学生支援』と『多言語webサイト制作』に関して、それを取り巻く諸事情について情報共有するところからスタートしました。
主に中国に関する情報がメインでしたが、高校卒業後、何故田中さんが一貫して、中国マーケットにこだわってきたのか、そのエピソードがとてもユニークでした。
中国マーケットにこだわるようになったきっかけ
高校生だった頃の田中さん、ある日先生からこう言われたそうです。
「中国の人口は13億人だぞ。中国人全員が1円の商品を購入してくれたら13億円稼げる。」
単純ですが、核心を突く話ですよね(笑)
それ以降、田中さんは中国ビジネスに想いを馳せるわけですが、大学卒業後に中国マーケット戦略への参画を期して入社したユニクロでは、手先の不器用さゆえに現場修行でいきなりつまづき(服を折りたためない、ミシンが使えない)、わずか2年でダメ社員の烙印を押されて退社したそうです。
精神的に、本当にきつかった時期のようですが、それでも中国マーケットをあきらめきれずに今の会社を設立した田中さん。実は、ステージは次の段階に移行しつつあります。
日本ITビジネスカレッジの来春開校に向けて
それが、魅力的な地産品がありながらも過疎化しつつある農村に、ビジネスの専門学校を設立し、そこに日本に関心を持つ海外留学生を招いて、自治体や生産者と知恵を出し合って、海外への販路開拓を研究する拠点を作るという試み。
岡山県瀬戸内市を拠点とする日本ITビジネスカレッジは来年4月の開校に向けて、着々と準備が進められています。
支援を得るために心掛けている5つのポイント
このプロジェクトには、たくさんの名だたる支援者や支援企業が名前を連ねています。
失礼な言い方ですが、田中さんの会社は従業員5名程度の小さな会社。何故そんな会社のプロジェクトに彼らが賛同したのか。
これは、実際のところ田中さんご本人にもその理由を明確には表現出来ないそうですが、ビジ×もん勉強会は、それを『巻き込み力』と勝手に名付けました。
そして、『支援を得るために心掛けている5つのポイント』としてご披露頂いたのが、以下の内容です。
・『ジョハリの窓』を常に意識する。
・傾聴の姿勢、相手の土俵に立たせてもらう。
・アドバイスに対して忠実であること。
・相手にとってのメリットとは何か。
・資料はA4一枚に。要点は3つにまとめる。
『ジョハリの窓』は、対人関係を円滑にする為のコミュニケーションに関する考え方ですが、非常に参考になりました。田中さんの魅力的な『巻き込み力』に、今後も注目したいと思います。
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