社員が勝手に動き出す!そして自分も変える魔法の質問力/しつもん経営研究所:河田真誠(しんせい)社長

『愛の選択』が仕事も人生も大きく変える!変化の時代の質問力

今回の記事は2017年8月に行われた「ビジ×もん勉強会第39回」の講演内容をご紹介します。
ビジ×もん勉強会第39回の登壇者は、しつもん経営研究所有限会社:代表取締役の河田真誠(以下、愛称の「しんせいさん」と略します。)でした。

河田真誠さんプロフィール

1976年、福岡生まれ広島育ち、現在は東京在住。
25歳の時に1年間ほどアジア放浪の旅にでる。

帰国後、広島で広告デザインの会社を始める
2010年、広島で1000人規模の講演会を開催する団体を主催。1年間毎月開催する。
そこでの経験をもとに、会社を人に譲り、コンサルや講演をする仕事を始める。

しんせいさんは2017年4月に日経BP社より『革新的な会社の質問力』という本を出版されました。
発売当初より、アマゾンのビジネス・経営部門で1位を獲得し多くの高い評価を得られています。

仕事の概要

  • 企業でのコンサルや研修
  • 起業家の育成
  • 複数の事業を経営
  • 旅をする

なぜ「しつもん」なのか?

しんせいさんは、「質問する」ということを仕事にされています。
「質問する」ことで、人はその質問に対する答えを探そうとします。

しんせいさんは顧問先企業へ訪問し、社員さんに質問をします。
質問をされた社員さんは「こうすればいいんじゃないか」と考えるようになり、様々なアイデアが生まれてくるようになるそうです。
出てきたアイデアに対して、期限を決めて実行してもらいます。そうすることで、いつか何かしなければと思っていた社員さん達が自ら行動をするようになるのです。

人は答えを探し始める

≪実例≫
目を閉じてみてください。
いま部屋の中にオレンジ色のものは何個ありますか?

※目を閉じて、1分間経ったら目を開けてください。

 

目を開けた瞬間に、部屋の中にあるオレンジ色のものを数え始めていませんか?
これが質問の威力だと、しんせいさんはおっしゃいます。

質問されると、人は自動的に答えを探そうとします。
それが考えることにつながっていくのです。

社員さんに「これやってね」と指示・命令をするよりも、「どうすればいいと思う?」と聞くだけで社員さんは考え始めます。
考える時間が答えを出す時間となり、出た答えは自分の中にあったものなので、社員さんが勝手に行動し始めるのです。

ほんとうに?と自分に問いかける

朝ごはんはパンにしようと考えたとしましょう。
その時に、「ほんとうに?」と問いかけてみましょう。

そうすると人間は自分にとってベストな行動をしようとします。
本当にパンでいいのだろうか?体調を考えるとご飯のほうが良いんじゃないか。などなど・・・

人は変化を恐れます。ほっとけば昨日と同じことをやり続けようとします。
そこで「ほんとうに?(いまのままでいいの?)」と自分に問いかけると、現状を打破して変わろうとするのです。

「しつもん」の3つのチカラ

物理学者のアインシュタインは、「もし自分が死にそうになって、助かる方法を考えるために1時間の猶予を与えられるとしたら、最初の55分は適切な質問を探すために費やすだろう」という言葉を残しました。
極端すぎる例かもしれませんが、質問は最良の解決策を導き出すための、とても有効な引き金になるのです。

しんせいさん著書「革新的な会社の質問力」より一部抜粋

イケてる気持ちが高まる

≪実例≫
あなたが最近うまく行っていることはなんですか?

※紙に3つ書き出してみましょう。

 

紙に書いた3つの答えを見直してください。
「意外とイケてるじゃん?」という気持ちになりませんか?

人間は、欠けているところに目が行きがちになります。
「社員が思ったように動かない」「社員が能力が低い」「社員が自分で考えない」などあそこが悪い、ここが悪いと言いがちになりませんか?

しんせいさんは、苦手なところやダメなところを克服する努力をするより、得意なことや良いところを伸ばしたほうがいいと言われます。
1日の終わりに今日あったことを反省するのではなく、1日の終わりに良かったことは?と自分に問いかけて、自分の能力を伸ばすのがオススメだそうです。

新しい発想がみつかる

≪実例≫
どうすればお客様をもっと喜ばせることができますか?

※仲間がいるならば、仲間で出し合って毎日シェアしてください。

 

「お客様を喜ばせる」ことは商売(ビジネス)の原点です。
「どうすれば」「もっと」と喜ばせるアイデアを考えれば考えるほど、商売(ビジネス)はいい方向に進んでいきます。

世界一、100年企業が多いと言われる日本の商売(ビジネス)の原点は、「人のためになること」です。

このように質問を自分に問いかけることで、新しい発想(アイデア)をみつけることができるのです。

その気になる

答えは自分の中にあります。
質問をされると、私たちは答えを探そうと考え始めます。
こうやって考え抜いて出てきた答えは、「自分のもの」「自分の発想(アイデア)」なので、人はその気になります。

その気になると、人は行動し始めます。心に火がつくんですね。

参考:部下や子供が勝手に動き出す!明日から使える質問力実例/しつもん経営研究所:河田真誠(しんせい)社長

しんせいさんを支えている大切な質問

しんせいさんの質問力の源には、これまでの人生を支えてきた大切な2つの質問がありました。
1つは「なんのために?」、もう一つは「それは、愛の選択だろうか?」の2つです。

なんのために?

しんせいさんは、若い頃に大学を中退し、福岡でバイク屋さんを始めました。
当時、タウンページに「バイク買い取ります」という広告を載せると、24時間ずっと電話がかかってきて、年間の休みが3日ほどしかなく忙しく働かれていたそうです。

25歳の時には年収1000万を超えていましたが、使うことがないのでお金はドンドン溜まっていきました。そんな忙しい日々の中、ふと、しんせいさんは「なんのために生きているんだろう?」と考えるようになりました。

お金は持っているが使うことがない、忙しいばかりで休みもない生活に、少しずつ心がつかれていきました。
この状態が極限に来た時、1か月休みをもらって、エジプトに旅行に行く事にしました。

しんせいさんは、このエジプト旅行で後の人生に影響を与える「なんのために?」という質問に出会います。

それは一晩の宿を提供してくれたおじさんのこんな言葉でした。

おれには、奥さんもいるし、子供もいるし、ヤギもいる。
毎日ご飯を食べられるし、お酒も飲める。
毎日ワイワイさわげる友達もいる。
これ以上、なにを望むんだ?

これまでお金だお金だと思ってやってきたしんせいさんにとって、人生で本当に欲しいものはなんだろうと考えるきっかけになった衝撃的な言葉だったそうです。

日本人の大多数の人は、100人中の1人という意識で生きて欲しい

世界の人口70億人の中で、自分の未来を自分でコントロールできる人は100人に1人しかいないそうです。
「自分の未来を自分でコントロール」とは、自分の将来を夢見たり、決めたりすることができる人のことです。

そのほかの99人は、生まれた環境で自分の将来を自分で決めることができないと言われています。
99人を幸せにできるかどうかは、1人にかかっているとも言えるのです。

私たち日本人の大多数は、この100人中の1人に該当し、未来を変えられる立場や環境にあります。

しんせいさんの「なんのために」

しんせいさんの、なんのために?は下記の3つだそうです。

  • 一人でも多くの人が、自分らしく生きられる社会を。
  • ないところにお金を生む(無から有を生み出す仕組みを作る)
  • 経済の循環に参加できる人を増やしたい

しんせいさんは、私たち日本人は、日本人に生まれた役割があるんじゃないかと言われます。
いまの環境に感謝し、そして一人でも多くの人が平和に幸せに暮らせる世の中を作っていく使命があると思います。

それは、愛の選択だろうか?

ある脳科学者によると人は1日で2万回も自問自答しているそうです。
しんせいさんは、その自問自答の質がよくなれば、人生の質も良くなるという想いから、「質問」と「答えを選択する基準」を大事にしておられます。

選択する基準には2つあります。

恐れの選択

恐れの選択とは、「○○しなくてはならない」という、やりたくないことをやってしまう選択です。
エネルギーややる気がでない選択を「恐れの選択」と言います。

  • 今日も仕事をしなくてはならない
  • 今月も売り上げをあげなくてはならない
  • 社会人だからちゃんとしなくてはならない

恐れの選択を続けていると、ついつい人のせいにしてしまいます。
自分がやりたいことじゃないことをやっているので、失敗しても何かのせいにするようになります。

愛の選択

愛の選択とは、「○○したい」という、やりたい選択です。
自分のやりたいことなのでエネルギーにあふれやる気もある選択を「愛の選択」と言います。

  • 今日も仕事をしたい
  • 今月も売り上げをあげたい
  • 人のためになりたい

愛の選択を繰り返していると、自分の選択なので自分で覚悟を持つことができます。

目の前の人を喜ばせるために、いま何ができるか?

この質問に答えつづけるだけで、売上はあがりつづけます。

目の前のお客さんを喜ばせれば、リピートになってくれます。
リピートになってくれたら、誰かを紹介してくれます。

リピートが生まれないのは、お客さんが満足していない、喜んでないからです。

リピートを増やし続けることができれば、ビジネスはうまく行きます。
新しいお客さんを増やすことを考えるよりも、目の前の人を喜ばせるにはどうすればいいだろうと考えなければ、風呂の栓をしめずにお湯をためているようなものです。

しんせいさんが、7年間で収入が20倍になった秘訣はこれだそうです。

参考:売上があがるようになる魔法の質問/しつもん経営研究所:河田真誠(しんせい)社長

最後に

私はこのサイトを立ち上げてから、経営者にインタビューすることが増えました。
インタビューをする立場から、適切な質問をすることによって、経営者の素晴らしい能力を引き出すのでは?と考えるようになり、たまたまですが、質問力に関する本を読んでみようと思い手に取ったのが、しんせいさんの本でした。

それが本を読んだ1か月後に、ビジ×もん勉強会で講演されることを知り、妙な縁を感じて参加しました。

「質問」は日常にありふれたものですが、改めて考えると、とてつもない力をもっています。
みなさんも、ぜひ質問のもつ潜在能力にふれて、日常生活に取り入れてみてください。
人生観が大きく変わることと思います。

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