借入から2カ月~3カ月が、一番資金繰りが悪化する
今回の記事は資金繰りについてです。
この記事を特に読んでいただきたい方は「借入ができたばかりの人」「資金繰りに余裕が出てきた人」です。
普通は借入をした後は、お金があるので、一番資金繰りが安定しているはずです。
しかし、ほとんどの場合はそうはなりません。
借入ができた後に坂道を転がるように、資金繰りが悪化するケースが多いのです。
その大きな原因は「気のゆるみ」です。
なんだそんなことかと、軽く考えないでください。
ずっと資金繰りに頭を悩まされて続けて、ストレスを受け続けてきた場合。
人間はどこかで安心を求めています。
そんな時に借り入れができると、気がゆるんでしまい、正常な判断ができなくなります。
たかが「気のゆるみ」ですが、とっても怖いことなのです。
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「まだ大丈夫、まだ大丈夫」は歯止めが利かない
気がゆるんでいる時に、ありがちなのが「まだ大丈夫、まだ大丈夫」です。
資金繰りが悪化している状態で、毎月の固定費を増やしてはいけません。
しかしこういう時に限って、毎月3000円ぐらいのツールを契約してしまったり、チラシを打ってみようとチラシを作ったりしてしまうものなのです。
「これぐらいはいいや」という気持ちかもしれませんが、この少しが今後の資金繰りに影響を与えます。
借入した後に、大きな経費(10万円超)の支出がある場合、「まだ大丈夫、まだ大丈夫」と思ってしまいます。
1度だけならいいのですが、大きな経費が何度も出てくるようになります。
私も経験がありますが、毎度毎度「まだ大丈夫、まだ大丈夫」で自分に言い聞かせるので、頭の感覚がマヒしてしまっているのです。
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500万が1か月でなくなるなんて当たり前!
私の経験したお話ですが、500万を借りた翌月に資金繰りが悪くなってしまったことがありました。
こういう経験をした経営者は多いと思います。
資金繰りが悪化している時に借りたお金は、無くなるのがあっという間です。
500万を何に使ったのか?と言われても、自分で信じられないぐらい覚えていないのです。
「まだ大丈夫、まだ大丈夫」が頭の中で自己暗示をかけているので、歯止めが利かない状態になるのです。
借入後の「気のゆるみ」と「まだ大丈夫、まだ大丈夫」は禁物です。
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