くじけそうな時は素直にくじけていい
今回の記事は資金繰りについてです。
この記事を特に読んでいただきたい方は「資金繰りが厳しくて頼るところがない人」「資金繰りが厳しくてくじけそうになっている人」です。
今回の記事は私のまわりで起こった実話です。
2013年は私にとって大きな転機の年でした。
2013年11月に会社を潰すと決断し、いろんなことがあった一年でした。
苦渋の決断でした。
しかし、その決断は突然でした。
朝起きて、ご飯を食べている時に辞めようと決めたのです。
当時の私は、借金だらけです。
ノンバンクもある、住宅ローンもある、会社の銀行借入もある、取引先の買掛金もある状態です。
真っ赤っかで首も回らない状態とはこのことです。
辞めた後のことはどうなるかわかりませんでした。
しかし、その不安よりも、続けることのほうが私にとっては重荷だったのです。
会社を辞めると決断して、丸1か月が過ぎた日に事件は起きました。
お金もなく、夫婦2人でわびしくクリスマスの食事をしていた時、疎遠になっていた友人から電話がありました。
電話口の声は冷静でした。
「○○(親友の名前)が自殺した」と一言。
なんで?と聞くと「よくわからないが会社の借金苦らしい」との答えでした。
親友は小さい会社を経営していました。
同時期に私と同じ境遇になり、私は「会社を辞める決断」をし、親友は「命を絶つ決断」をしたのです。
何の因果かタイミングもほぼ同じ。2人が出した結論は真逆。おかしなものですね。
心のなかで何度もバカ野郎と言いました。いまだにお墓に行って文句を言っています。
くじけそうな時はくじけていいんです。
頑張らなくていい。すべて捨てたらいい。
くじけずに頑張りすぎて命を絶つより、くじけて立ち直ったほうが断然ましです。
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たかが1,000万の借金で死ぬな
親友の借金の額は1,000万円ほどだったと聞いています。
子供が4人と奥さんを残して、クリスマスに首をつりました。
色んな事情があって、クリスマスが最終決断の日だったと聞いています。
それにしても子供にとって楽しいはずのクリスマスを、自殺した親父の命日にしてしまった親友をいまだに許すことができません。
たかが1,000万。
世の中には何千億と借金して、ケロッとしている人もいます。
これに比べれば1000万なんてカスですよ。
どう考えても命のほうが大事でしょう。
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死ぬこと以外はかすり傷
死ぬことに比べれば、ほかのことはかすり傷程度のものです。
借金があるからと言って、いまの日本で命まで狙われることはありません。
・会社を潰したからと言って、命までは取られません
・借金が返済できないからと言って、命までは取られません
気楽に構えればいいんです。
そして生きて、世の中に恩返しをすれば十分です。
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