利益を出さないと根本的な資金繰り改善にならない
今回の記事は資金繰りについてです。
この記事を特に読んでいただきたい方は「資金繰り改善に取り組んでいる人」「資金繰りに余裕が出てきた人」です。
資金繰りを継続的に改善するには、やはり利益を出し続けるしかありません。
資金繰り改善の王道対策の「①経費を削減する」と「②収入を増やす」を行って、それでも利益が出ない場合には、根本的な改善にはなっていません。
100円で仕入れて、100円で売ってもお金は増えません。
お金を増やさないことには、資金繰りの改善にはつながらないのです。
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利益はすべての源泉である
資金繰りの改善に限らず、利益はすべての源泉になります。
従業員さんのお給料を出すのも、利益から。
事務所の家賃を出すのも、利益から。
設備投資を行うのも、利益から。
借金を返済するのも、利益からです。
「利益」 = 「儲け」 です
「儲けるための仕組み」(ビジネスモデル)がないと、すべてがうまく回らないようになっています。
参考:ビジネスモデルってよく耳にするけど、どんな意味があるの?
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実現利益を増やさないと何の意味もない
「実現利益」とはお金になったもの、現金化された利益のことを言います。
「実現利益」になっていない「利益」とは、売上が売掛金や受取手形の状態で、現金化されていない状態のことです。
例えば、利益を出すために、半年後に入金される売上を作り、支払は来月に発生すると言う場合。
このような仕組みを作ってしまうと、資金繰りは悪化する一方です。
このような場合は、銀行から運転資金として調達することが可能ですが、回収不能になってしまうと元も子もありません。
ビジネスモデルや取引先、さまざまなバランスを考えながら、実現利益を増やしてくことが大事になります。
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