貸借対照表の負債の部を増やすとは?
今回の記事は資金繰りについてです。
この記事を特に読んでいただきたい方は「現在、資金繰りが悪化している人」「資金繰り改善のための対策を知りたい人」です。
「貸借対照表」社長にとってハードルの高い財務諸表ですね。
今回は、貸借対照表の見方ではなく、貸借対照表の負債の部を増やそうという説明になります。
それでは説明していきます。
貸借対照表には「資産の部」「負債の部」「資本の部」と3つの部門があります。
今回はその中の「負債の部」に注目していきます。
ひと言で「負債の部を増やす」とは、「負債を増やす」と同じ意味かと思ってしまいますね。
「負債を増やす」も意味の中に含まれるのですが、そのほかの方法のこともさしています。
「負債の部」を増やす方法
- 借入をする ⇒ 負債を増やすと同じ意味ですね
- 支払いサイトを伸ばしてもらう(伸ばす交渉をする)
- 前金をもらう(手付金などをもらう方式に変更する)
- クレジットカードでの支払いに切り替える
なぜこれが負債の部を増やす方法なのか?という専門分野の疑問は、意味は経理担当者や税理士さんに聞かれてください。
各項目の詳しい説明は、次の章で説明していきます。
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「負債の部」を増やす具体的な方法
借入をする
これは直接的な方法ですね。
銀行借り入れを増やす方法です。借り入れができる状態であれば真っ先にこの方法を取り組んだほうがいいです。
支払いサイトを伸ばしてもらう(伸ばす交渉をする)
仕入など、取引先と交渉ができる場合は、まず支払いサイトを1日でも2日でも伸ばしてもらえるように交渉しましょう。
私の友人は、まず1か月伸ばしてもらう交渉をし、「えぇ!!」と思わせておいて、15日伸ばしてもらいました。
これは交渉術なので、人それぞれの交渉スタイルで挑まれてください。
前金をもらう(手付金などをもらう方式に変更する)
ホームページ業者さんなどに多いのですが、出来上がるまでお金がもらえない仕事の場合、お客さん次第で入金がどんどん遅れることがあります。
こういう場合は、まず最初に半分手付金をもらう方式に変えると、お客さんもお金を払っているので意識も高くなります。
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クレジットカードでの支払いに切り替える
これ結構、使える技です。
水道光熱費などの公共料金は、クレジットカード払いが可能です。
それをカード払いにすることで、支払期限を伸ばすことができます。
少しの違いですが、5日でも10日でも支払が伸びれば、その分会社にはお金が残るのです。
細かいことの積み重ねで、資金繰りは改善できますので、無駄と思わず、対策を積み重ねてください。
参考:クレジットカード2枚でできる!超簡単!資金繰り改善対策
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