今回の記事は、博多とよ唐亭:豊永社長の講演内容をもとに、抜粋記事では書ききれなかった内容を詳細記事にしています。
抜粋記事については、下記を参考にされてください。
参考:ドン底から這い上がった逆転人生!20店舗まで成長した店舗経営術/博多とよ唐亭:豊永社長
人生のドン底状態
いまでこそ福岡県内で20店舗を展開するようになった豊永社長ですが、クレープ屋さんをやっていたころは人生のドン底だったとおっしゃいます。
自宅のガスや電気が止められたり、水道まで止められたこともあったそうです。(水がなくなると人命にかかわるため、最後の最後に止まる)
いまでこそ「絵にかいたような、悲惨な人生だった」と笑いながらお話しをされますが、当時は本当につらかったそうです。
私も経験がありますが、この状態の時、電話の音が嫌いになります。
借金しているところから、始終電話がかかってくるので、留守番電話の件数も異常です。
いちいち電話に出るほど精神力がないので、無視しつづけるのですが、相手も仕事。
毎日毎日、電話がかかってきます。
豊永社長も同じ状態を経験されたそうで、同様に無視を続けられていたそうです。
しかし、そんな状態でも豊永社長はへこたれませんでした。
その大きな原動力となったのが、仲間と奥様の存在です。
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無給なのに「社長」と言ってついてきてくれた仲間の存在
豊永社長の人生のドン底を一緒にくぐり抜けてきた、仲間と言える存在の「升水さん」という従業員さんがいらっしゃいます。
升水さんは、豊永社長が人生のドン底状態の時も、何も言わず、無給でついてこられたそうです。
いまは店舗の営繕工事をおこなう工事主任として働かれています。
私もお会いしたことがありますが、正直、仕事ができそうかどうかは・・・です。
しかし、升水さんの素晴らしいところは、忠誠心です。
豊永社長になにがあろうと、裏切ることなく、「社長」と言って慕い、ついてこられました。
豊永社長は升水さんのことを「仕事はできんけど、忠誠心だけは誰にも負けん」と言われます。
いまでは奥様と同じぐらい絶対的な信用がある存在として、「博多とよ唐亭」の発展を見守られています。
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あまり知られていない豊永社長の成功ポイント
豊永社長の一番の成功ポイントは、奥様と結婚されたことだと思います。
「ほめすぎ」と怒られるかもしれませんが、奥様の絶対的存在が、豊永社長の成功要因です。
ミートパイ屋さん、クレープ屋さんと度重なる失敗で、自宅のガス・電気・水道が止まった時。
奥様は、100均の化粧水を使われていたそうです。
「意外といいとよ~」と言っておられたそうですが、これを聞いた豊永社長は「幸せにしなきゃいけない」と心から思われたそうです。
私が初めて奥様にお会いした時に「よくそんな状況でついていきましたね?」と聞くと、笑っておられました。
普通の人だったら、とっくに見切りをつけて別れるところでしょうが、それでも文句ひとつ言わず豊永社長を信じてこられたのです。
たった1度だけ、「サラリーマンになる選択肢はないと?」と聞かれたそうです。
奥様も限界に近いほど、つらかったのでしょうね。それでもこの答えを飲み込んで、豊永社長についてこられた奥様はスゴイとしか言えません。
これからも奥様と升水さんの存在がある限り、豊永社長はずっと上を見続け、頂点まで上り詰められるだろうと思います。
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