資金繰りが悪化したら、必ずやるべき4つの王道対策

資金繰りが悪化したら、この4つを切り口に対策する

今回の記事は資金繰りについてです。
この記事を特に読んでいただきたい方は「現在、資金繰りが悪化している人」「資金繰り改善のための対策を知りたい人」です。

今回は資金繰りのキラーポイントともいわれる4つの対策についてご説明します。

経費を削減する

1番目は、やはり出ていくものを減らすことです。
徹底的に無駄なものを削減して、これ以上減らせないというところまで削減しましょう。

参考:資金繰りが悪い時にやるべき、経費の削減の検討基準とは?

収入を増やす

当然ですが、実入りも増やさないといけませんので、どうやったら収入が増えるのかを対策していきましょう。

参考:資金繰りが悪い時に、絶対にやってはいけない売上アップ対策とは?

資産を減らす(債権を減らす)

会社の資産。
財産を減らす ⇒ 換金するといったほうがわかりやすいと思います。

車や使っていない固定資産を売却したり、債権⇒売掛金を回収したり、立替しているものを返してもらったりです。
固定化している預金(定期預金)があれば、これも即解約しましょう。

その他、入金サイトを短くするなどの対策がこれに該当します。

参考:資金繰りが悪くなったら、貸借対照表の資産の部を下から見なさい!

負債を増やす(債務を増やす)

一般の人にはわかりにくい表現ですね。
債務を増やせば、資金繰りが悪化しそうですが、そうではありません。

主な対策としては、借入を行う、支払いサイトを長くしてもらう、先に入金してもらうなどです。

私はこれが一番効果的な資金繰り改善の対策だと考えます。

参考:資金繰りが悪くなったら、貸借対照表の負債の部を増やしなさい!

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資金繰り改善の流れは、一時的な対策から抜本改革へつなげる

資金繰りが悪化したら、手を打つべきことは、まずは一時的な急場しのぎの対策を急いでやる。
そのあとに、抜本的な改革をやっていかなければなりません。

資金繰りが悪化している状態は、人間でいうと「流血している状態」です。
流血に対する対処法としては、輸血する、止血するこの2つがあると思います。

まずは輸血しながら急場をしのぎ、その間に止血をおこなうのです。

資金繰り改善の対策も同様です。
まず輸血を行う(借入などどこかからお金を調達する)
その後に止血を行う(経費削減、支払いサイトの長期化など)

これが資金繰り改善の近道となります。

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資金繰り対策に「これぐらいでいいや」はない!徹底的に行うべし

資金繰りはボクシングと同じです。
カウンターパンチをもらってダウンすれば会社は終わりです。

だから、「これぐらいでいいや」と気を抜いてしまってはダメです。
カウンターパンチをもらわないように、徹底的に支出を削ったり、徹底的に対策を考えなければなりません。

「これぐらいでいいや」「この経費はいいや」「1回ぐらいは飲みに行ってもいいや」
など、少しでも甘さを見せるとカウンターは飛んできます。

資金繰りが改善して3か月は気を抜けないので、気を引き締めてください。

参考:社長!!どんなに忙しくても資金繰り表だけは必ず作りなさい ※資金繰り表サンプルあり

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